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デイサービスに今から参入するのは遅い?!【2024年最新版】

 
こんにちは、デイサービス開業コンサルタントの増田です。

今回は、多くの方が抱える疑問「デイサービス市場への参入はもう遅いのか?」についてお話します。

この記事の監修者

デイサービス市場への参入は今でも遅くない

デイサービス市場への参入は今でも遅くない

よく、「デイサービス市場は初期に参入した者が大きな利益を得た」という話を耳にします。

これにより、今から参入しても競争が激しく成功が難しいのではないか?と考える方も多いでしょう。

しかし、実際の市場を見ると、まだまだ参入の機会は豊富に存在します。

現在でもデイサービス市場への参入は遅くありません。

 
デイサービスの需要は、高齢化社会の進展に伴い増加の一途をたどっており、新規参入者にとっても大きなチャンスがあるのです。

競争が激化していることは事実ですが、それだけ多くのチャンスが存在するとも言えます。

この結論は私の単なる推測ではなく、具体的なデータと分析に基づいています。

日本の高齢化とデイサービス市場のチャンス

日本の高齢化とデイサービス市場のチャンス

まず、日本の高齢化の現状を見てみると、日本は世界でも類を見ないスピードで高齢化が進んでいます

令和5年の高齢社会白書によると、日本の高齢化率は2023年で約32%、つまり3人に1人が高齢者となっています。

2030年にはこれが約37.7%にまで上昇すると予測されています。

このデータからは、たった7年間で高齢者の方はグンと割合が増えているのがわかります。

 
ちなみにフィリピンの高齢化率はどれくらいかというと、6%です。

100人いたとして6人が高齢者というぐらいで、若者の人口が多い国であることがわかります。

 
こうした数値からは、日本において高齢者人口が増加し続けていることが示されていますが、デイサービスの需要が急速に拡大していることも示唆しています。

人口統計からわかるのは、現在の変化がデイサービス業界にとって新たなビジネスチャンスを生み出しており、適切なサービスと戦略を持つ企業には大きな市場が広がるということです。

介護保険データから見る市場の成長

介護保険データから見る市場の成長

さらに、介護保険にかかる給付費の増加も見逃せません。

介護保険にかかる給付費の増加は、市場の成長を物語っています。

 
これは、厚生労働省の介護保険事業状況報告という書類から引用したデータになりますが、2019年時点で約10兆円だった介護費用は、2040年には約25兆円にまで増加すると予測されています。

高齢者の人口割合が増えるに伴って、介護保険にかかる費用も増えていることがわかります。

 
ですがこれは、高齢者の数と共に介護サービスへの需要が増えていることを物語っています。

この統計データからもデイサービス市場が拡大を続けていることを示していて、新規参入者にとって有望な展望がみれます。

デイサービス参入は逆に今がチャンス?

デイサービス参入は逆に今がチャンス?

次に介護保険受給状況報告というデータから分かることは何かというと、介護保険認定者数の推移(介護保険を持っている人数)になります。

2011年の約530万人から2021年には約680万人へと増加が見られます。

介護サービスを実際に利用している人の数は、この10年で実に約150万人増加しています。

これは、介護サービスを必要とする人口が増え続けていることを示しています。

 
そして、2021年時点で介護保険認定者が約680万人に対して受給してる人が約580万人となっています。

これはつまり、約100万人も介護保険を利用していない人がまだまだ大勢いるということがわかります。

このことから、競合が増えても需要がそれ以上増えると考えられ、これがあなたのビジネスチャンスにつながります。

成功への戦略:知識と準備がカギ

成功への戦略:知識と準備がカギ

こうしたデータから需要は増加傾向にあり、新規参入者にも十分なチャンスがあることがわかります。

しかし、成功するためには正しい知識と準備が必要です。

市場に飛び込む前に、市場動向を理解して戦略的なビジネスプランを立てることが重要です。

 
ただし、正しいやり方を間違えたり物件選びを間違ったりすると、黒字化が遅くなってしまったり、成功する確率が下がってしまいます。

デイサービスは今からでも十分稼ぐことのできる市場ですが、物件選びやサービスの質、地域社会との連携など、細かな部分にも注意を払う必要があります。

また、高齢者のニーズを深く理解し、それに応えるサービスを提供することが、市場での成功には不可欠です。

最後のまとめ

デイサービス市場への参入を検討している皆さんには、適切な知識と準備をもって市場に挑戦していただきたいと思います。

市場の可能性は大きく、適切なアプローチであれば、成功の道は開けるでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。