デイサービス開業の流れ

デイサービス開業の道 メリットとデメリット徹底解説

 
こんにちは、デイサービス開業コンサルタントの増田です。

今回はデイサービスを開業する際のメリットとデメリットについて解説します。

実際の経験に基づいて、メリットとデメリットについてお話しし、今後デイサービスを検討している方に参考になる情報を提供します。

この記事の監修者

デイサービス開業のメリット

デイサービス開業のメリット

まずはデイサービス開業におけるメリットを5つ紹介していきます。

メリット1: 集客の必要がない

まず伝えたいのは、集客の必要がないということです。

集客はケアマネージャーさんによって既に確立されているため、自分で行う必要はありません。

また、超高齢化社会で、利用してくださる方が増加しているため、集客を心配する必要がありません。

また、これにより広告を出す必要がなく、広告費がかかりません。

メリット2: 社会貢献ができる

利用者様に喜んでもらえるという社会貢献ができるという点はメリットの1つです。

デイサービスを通じて、利用者様の健康維持に貢献し、週に1回または2回通うことで、ご家族の負担を減らすことができます。

これによって利用者様だけでなく、家族の方にも喜んでもらえる地域貢献です。

メリット3: ビジネスセンスや経験が必要ない

次に、ビジネスセンスや経験が必要ないというのは大きなメリットです。

デイサービスは既に確立されたビジネスであるため、集客や差別化の必要がなく、施設を提供すれば、ケアマネージャーさんを通じて利用者が集まります。

そのため、特別な知識や経験がなくても始めることが可能です。

メリット4: ストック型収入で安定している

1度利用される方が決まれば、利用者様が体調を崩されてお休み、入院されるまでは継続利用となるため、ストック型として売上が積みあがります

また、ビジネスの中でもトップクラスで継続率が高いです。

他のビジネスでは離脱されないよう様々な工夫が必要ですが、デイサービス事業では不要です。

国による介護保険収入のため確実に入金がされます。

メリット5: 融資や補助金制度を利用しやすい

社会に必要とされるサービスであるため融資が通りやすい傾向にあります。

ストック型を融資担当者も理解しているため安心して融資に臨めます。

自己資金が少ない方でも融資を受けやすく、応援されやすいです。

デイサービス開業のデメリット

デイサービス開業のデメリット

次にデメリットについても紹介していきます。

デメリット1: 初期費用と運転資金の必要性

まず、1つ目のデメリットは初期費用と運転資金の必要性です。

デイサービスを開業するには、物件の取得費用や内装の改修費用がかかります。

必要な備品や送迎車の購入費用がかかります。

また、当然契約数ゼロから始めるため、人が集まって黒字になるまでは資金の持ち出しになります。

デメリット2: キャッシュフローが悪い

2つ目のデメリットはキャッシュフローが悪いことです。

介護報酬の入金が売上発生から2ヶ月後という仕組みであるため、事前に経費を支払う必要があります。

このキャッシュフローの遅れは、黒字になるまでの期間に影響を与えます。

ただ、キャッシュフローが悪いのは黒字になるまでで、それ以降はキャッシュフローは黒字になります。

デメリット3: 人的リスク

3つ目のデメリットは人的リスクです。

デイサービスの特性上、高齢の方が利用されるため、思わぬ事故や怪我のリスクが存在します。

しかし、こうしたリスクに対応するための保険が存在し、事故が起きた場合でもカバーされます。

また、半日型のデイサービスは1日型と比べるとこうしたリスクは低くなります。
(一般的には半日型デイサービスを利用される利用者様は、介護度が低いケースが多いです。)

デメリット4: 介護保険の改悪可能性

4つ目のデメリットは、介護保険改悪の可能性です。

介護保険制度は定期的に見直されていて、介護保険報酬が下げられている傾向にあります。

ただ、それでも利益を出すことは可能となっていますが、キャッシュポイントを増やしたり作業効率を上げるなどの改善設計を行うことは重要です。

また、利用者様が介護度が変更になることで、他の介護サービスに切り替えたりする可能性があるため、一定のリスクが存在します。

しかし、デイサービスが社会的に需要が高いため、新たな利用者を獲得することが可能であるため、解約の可能性もカバーできます。

メリット・デメリットのポイント

メリット・デメリットのポイント

デイサービスは高齢化社会において重要な役割を果たすビジネスの一つです。

しかし、デイサービスを開業する際には、そのメリットとデメリットを正確に把握し、慎重な計画を立てて成功への道を明確に理解することが不可欠です。

 
先に紹介したメリットの中でも注目すべきポイントとして「集客不要」は大きな魅力です。

既に確立された需要があり、介護保険制度を活用するため、集客にかかる負担が少ないので、初めての方でも参入がしやすいビジネスです。

また、継続的な利用と保険制度による収入によって、一度黒字化すれば安定した収入が得られます。

 
デメリット部分では、初期費用や黒字化までの資金準備が一番大変な部分ですが、社会貢献であるため、融資や補助金の申請も通りやすいので、まとまった開業資金が無いといった方でも成功への第一歩を踏み出すことが可能です。

万一の事故でも保険に入っておくことでカバーできるので、デメリット部分を知っておくことで対策が可能です。

 メリットデメリットに関しては、こちらもぜひ一読ください。

デイサービスのフランチャイズ加盟は必要?FCのメリットとデメリット

デイサービスのメリット・デメリットのまとめ

今回、デイサービス開業におけるメリットとデメリット、成功への道を詳細にご紹介しました。

デイサービスは社会的な需要が高く、貢献度も高いビジネスですが、リスクも存在します。

計画的なステップと情報収集が成功への近道です。

ぜひ、この記事を参考に、デイサービス開業の成功への第一歩を踏み出してください。