デイサービスとは

【必読】デイサービスの種類を知ってますか?半日型と1日型の比較

こんにちは、デイサービス開業コンサルタントの増田です。

今回はデイサービスの種類についてお話します。

デイサービスは大きく分けて2種類に分かれます。

デイサービスを開業する際には、この2種類を必ず把握しておかなければなりません。

なぜなら、デイサービスで失敗する要因の1つは、自分の予算感や規模感を誤って判断してしまうことです。

自分の予算や規模感を誤らないためにも、必ずデイサービスの種類やそのメリット、デメリットを理解しましょう。

この記事の監修者

デイサービスの種類とは?

デイサービスの種類とは?

デイサービスは様々な種類やパターンがありますが、今回お伝えするのは地域密着型通所介護の「半日型」と「1日型」の2つの種類についてです。

それぞれの特徴を理解し、選択肢を検討しましょう。

・半日型デイサービス

半日型デイサービスは、短時間のため、主に運動型やリハビリ型として提供されます。

この種類では入浴サービスは一般的に提供されません。

また、半日型デイサービスでは食事の提供も行われないことが多いです。

半日型は、リハビリや体力づくりに重点を置く方に適しており、短時間でリハビリを行うことが可能です。

・1日型デイサービス

1日型デイサービスでは、食事や、入浴サービスの提供があります。

このため、1日型デイサービスを選ぶことで、家族の負担を軽減できる点が魅力です。

1日型デイサービスの利用者の中には、介護度が重い方が多いことがあります。

介護度が重い場合、利用頻度や、加算も増え報酬が増えるため、経営的にもメリットがあります。

ただし、初期費用やスタッフの採用に課題があることも考慮すべきです。

これらの違いを理解し、ご家族の希望やニーズに合ったデイサービスを選ぶことが重要です。

1日型デイサービスのメリットとデメリット

1日型デイサービスのメリットとデメリット

デイサービスを開業する際にも、適切な種類を選ぶことが成功の鍵となります。

それぞれのデイサービスのメリットとデメリットを理解し、最適な選択をしましょう。

高い介護報酬:

1日型デイサービスに通う利用者の多くは、介護度が重い方が多いです。

このため、介護報酬が高くなり、事業所の収益も増加します。

介護度:

1日型デイサービスでは、食事、入浴、排泄のお手伝いが必要な方が多い傾向があります。

これにより、事業所の負担が増大します。

ライバルが少ない:

1日型デイサービスの運営には多くの施設や設備が必要です。

これはライバルが少ないという点として捉えられます。

大規模な施設が求められ、キッチンや入浴施設の整備も必要です。

物件の難易度:

適切な物件を見つけることが難しく、場合によっては新たに建設する必要があり、高額な初期費用がかかることがあります。

スタッフ採用の難しさ:

デイサービスのスタッフの役割は入浴や食事の提供など、負担の大きな作業が多いため、採用難易度が高い傾向にあります。

スタッフの採用には慎重な計画が必要です。

半日型デイサービスのメリットとデメリット

半日型デイサービスのメリットとデメリット

メリット: 初期費用の抑制

半日型デイサービスは、運動型やリハビリ型のデイサービスとして、初期費用を低く抑えることができます。

特殊な設備を必要とせず、運動機器を配置するだけで済むため、物件探しも簡素化されます。

デメリット: 介護報酬の低さ

一方で、半日型デイサービスのデメリットとして、介護度が重い方に比べて介護報酬の単位数が低いことが挙げられます。このため、経営の収益性には注意が必要です。

デメリット: 競争の激化

半日型デイサービスは、比較的低い初期費用と少なく魅力とされ、他の事業者にとっても参入しやすい市場です。競争が激化する可能性があるため、差別化戦略が必要です。

デイサービスの種類を選ぶ際には、1日型デイサービスのメリットとデメリットをよく考慮しましょう。

介護度が重い利用者が多いため、報酬が上がる一方で、設備整備や物件の課題があることも理解しておく必要があります。

適切なデイサービスの選択は、事業の成功に大きな影響を与えます。

半日型 vs. 1日型:どちらが自分に合っているか?

半日型 vs. 1日型:どちらが自分に合っているか?

1日型デイサービスでは食事の提供、入浴、排泄のお手伝いがあり、一般的に介護度が重い方が利用されています。

物件を探す際にはキッチンやお風呂が備わっている必要があり、それに伴う初期費用も高額になることがあります。

また、これらのサービスを提供するためにはスタッフの負担も大きく、採用が難しいことが多いです。

半日型デイサービスでは比較的健康な方が利用し、予防やリハビリを行います。

このため、介護度は低く、報酬単位も低くなります。

半日型デイサービスは初期費用を抑えやすく、物件の見つけやすさやスタッフ採用も容易ですが、競合が増えやすいというデメリットがあります。

しかし、半日型のデイサービスでも、月に100万以上の利益を確保できるビジネスモデルであるため、初期費用を節約し、物件を適切に見つけ、しっかりと運営すれば、収益性は高まることでしょう。

こうしたことから未経験者がデイサービスを始める場合、半日型のデイサービスが選択肢の一つとして考えられます。

まとめ

デイサービスを開業する際、適切な種類を選ぶことは成功の重要な要素です。

この記事では、デイサービスの種類やその選び方について詳しく解説して、半日型と1日型の違い、それぞれのメリットとデメリット、そして成功するためのポイントについて学びました。

デイサービスを開業する未経験者にとっては、半日型が初期費用を抑えやすく、物件の見つけやすさとスタッフの採用もしやすい選択肢として考えられます。

一方、1日型は高い介護度の利用者が多く、報酬が高いというメリットがありますが、初期費用やスタッフの採用に課題があります。

デイサービスビジネスを開始する前に、慎重に計画を立て、自身の予算感や規模感を正しく判断しましょう。

適切な種類を選び、成功への一歩を踏み出すことができるでしょう。

どの種類を選ぶにしても、デイサービスの提供は地域社会に貢献する重要な仕事であり、その価値を最大限に発揮できるよう努力しましょう。